MARTH コラム Q & A 人類が愛であることに気づく時代
2020年5月2日
Q:MARTHさん、世界を今見てみると、愛と正義の人々と、悪の人々の戦いに見えます。そして、今、愛や正義の人々がどんどん勝っているように思えるのですが、どうなのでしょうか。
MARTH:この愛の世界創り、人類の本質回帰の現象は、戦いや勝ち負けの問題ではないのです…。
本当は愛(神)の子どもたちが、あまりにそう生きない自らや人々に苦しみうんざりし、自らを戒めたり、滅ぼしたりしているという問題であることでしょう…。
それは、あらゆる人々の本当の質が神の子供であり愛であるということにほかなりません。人類がまもなくそのことにつくづく気づく時代だからともいえるでしょう…。
ですから、あらゆるエゴイスティック(分離感)から生まれたものは、これから自然となくなってゆくことでしょうし、自我の人間界が生み出した既成な価値観やものは、分離の苦しみにつくづく気づいた人々から終わりをむかえ、なくなってしまうものが多いことでしょう。
今起こっていることは、誰の中にもある一体性という科学的事実からの愛と正義と本質である勇気と純粋さが、決してエゴの自分を、分離した自我の自分を、許さないということなのです。
本当の人類はジャスティス(正義)を胸に強く抱いて、この星に美しき地を創るために来る愛の現れたちなのです。
そのことについてお話しますと、古代は、そのことに気づいている人が多くいました。なぜかと言えば、まだ未知や神秘が沢山残っていたからでしょう。
現代のような分離した価値観の中に生まれていなかったからなのです。この世界のすべてが真実(事実)の通り、名前もなく、誰でもなく、いつでもなく、どこでもなかったことに気づいていたでしょうし、それゆえに、人が名付けるものが少なかったからでしょう…。
ですから人々は、簡単に一体であることに気づき、未知や神秘の中であることに気づくことができました。そのようなリーダーも多く生まれたことでしょう…。
そして、古代の人々は人が本来は万物と呼ぶフォトン的電気的なすべてのものが一見分かたれて見える分子的なものによっても、一体のものであることに気づいていたのでしょう。
ですから、命というのは本当は素粒子的電子であり、すべてがつながっていて一体であると感じていたであろうし、それは瞑想で、一体なる真我に戻る体験と一致していたことでしょう…。
もしかしたら、電気とは呼ばなかったにしても、電子と言うのでしょうか、素粒子であるということに深く気づいていて、それを「エーテル」と伝承したのもそのためでしょう…。
今、人類が進化して新たなる科学がその量子力学となってゆき、もう少し進んでゆきますと、同じような一体であり未知であるという事実に基づいた叡智へと目覚めてゆくことでしょう…。
当然プラズマの問題も理解し、利用され、解決してゆくことでしょう…。古代ではそれは当たり前であり、乗り物もいらなかったかもしれません。彼らはこの世界が現実でないということをよく理解し、シディを生みそのような叡智と価値観を持っていたゆえに、彼らは、ひとつなる現実でないこの世界をありのままに理解し、体験したゆえに、何でもできたのです…。彼らには分子をこえて死がなく、すべては永遠だったのです…。なぜならそれは、電子的なものだからです…。
今の現代の科学はこの200年です。分離を元に、現実といった信念において、この世であるということを元にできているのです。その上、あらゆる人々が分離(自我)という死への恐れの中、そのことを強く信じて生きている時代だと言っても良いでしょう。
古代には、マスコミというものがありませんでした…。ですから、自我の世界や自我のドラマ、自我の様々な問題は、村の中では知られずにいて、一体である未知なる愛は保たれていました…。
しかし現在は全世界が分離を信じ自我化しています…。そうすると何が起こるのでしょうか…。そうなったなら、本来愛である、本来一体である神の子である人類、それは、そういう言葉ではなくても、実際に万物の子、自然界の奇跡の子である私たち人類は、自我という妄想の中に強く入っていったときには自浄能力が出てきてしまいます。それは、自分を罰したり、目覚めさせようとしたり、起こそうとする能力です。
ですから、世界で今起こっているのは自浄作用であり、
愛の子どもたちが、万物の子どもたちが自我化し、
エゴ化し、戦いや闘争、不信、分離を信じているという中において、もう疲れきり傷つきもういい加減目覚めたい、本当の質に帰りたい、正義のない自分に苦しくてもうどうしようもないといった、なんとか本質に目覚めたいとの願いのときに来ているのでしょう…。ですから、どちらの陣営であろうと、そのことに気づき始めているのです。
この世界の問題が自我の問題だった、分離の問題だったということにだんだん人類は気づきはじめています…。
ですから将来は、学校も職場もどこも、
分離を越えた、本当は万物すべてが一体である、ひとつである、未知で神秘の中、永遠にとわにわからぬ中にいる、便利のために「分かる」「言葉」「言語」「名称づけ」「思考」があるというように、未来の人々はとらえることでしょう。
ですから、今の時代は変わり目です。
正義と悪が戦っているように見えるかもしれませんが、すべてが愛で、すべてが本質は神の子と言っても良いほど美しいのです。
本質は、他と見える自らを愛したいゆえに、勝ちたくも、抜きに出たくも、隔たりもなく、支配などもってのほかで豊かに幸せにきっと生きたいだけなのです。
ですから、そう生きない自らを、彼は罰し始めます。本当は彼らは万物の子、奇跡の子、なんと呼んでもよいですが、美しき神の現れであるのです。私は自分を観るセミナーというセミナーのトレーナーを長くやっており、30万人の参加者を見てきました…。たった4日で、みんな愛に戻ります。しかし、あっという間に、分離(エゴ)社会に戻ると元に戻ります…。
また、分離社会の勝ち負けの価値観が強い人ほど、本質が出てくるのに時間がかかったり、難しかったりします。逆に言えば、あらゆる問題や精神の混乱も、分離感や勝ち負けがやめば治ってしまうのです…。
そして人類は今とことん、ある限界まで来ています。
本質に合わない自我の分離をとことん習ってきたのです。そうすることによって、自分がうまくゆかないことが次々に起こってきます。そして、自分の中にある万物は、自分の中にある神(愛)は、それに気づかせようとします。それを日本では「バチ」と呼びます。そして、その本質である愛の部分を日本では「良心」といいます。「りょうしん」というのは、父と母という意味にもなります。また、先輩とか、先生という意味にもつながってゆくのです。
それは、人類の本質である愛を教える人たちという意味です。
一体であるときにある至福、幸せ、運の良さのことを伝えてゆく人々。
しかし、今、両親も一体を知りません。分離社会に誰もが条件付けられています。この世界が本当は愛の夢であり、万物(神)の創った本来美しき楽園であることを、誰も信じられなくなってしまっています。
この世がこの世でなく、未知や神秘であることも、ソクラテスはそれを伝え、殺されてしまいました。彼の言っていたような真の科学的真実(事実)を知らないのです。
自我にとって良き事や悪き事はどちらも愛(一体性)から生まれる無我(ノーマインド)の至福とはなんの関係もなく、自我にとって良い悪いは、たいした意味もないのです。
ですから人類は今、自我の空白、分離の終焉による本当の至福、幸せ、繁栄の法則に目覚めようとしています。
ですから、どちら側の人も目覚めようとし始めなければ、自らを滅ぼしてしまうでしょう…。アッティラ大王、信長、アレキサンダー大王、みなが一体の世界の中で、愛ゆえに自らを滅ぼしました。それは、自らがとことん愛(神)の一部だからです。
一体である愛が、戦ったり、人を殺めたりする者を許さないからです。そのことを知っている古代の預言者やメシアたちは、みんな決して傷つけられても、他と見える自らを傷つけなかったのです。愛を貫いたのです。この世界は愛の世界です。本質はみな愛なのです。それで生きなければ自らを罰します。その自らの永遠性まで滅ぼしてしまいます。
目覚めさせようとします。それは止められないのです。
世界中に今、そのことが起こっているだけなのです。それを理解してきた人々は、人を支配したり、人に勝とうとしたり、騙したり、殺めたりは決してしなかったのです。ですから答えは明白です。
必ずいつも一体なる愛が勝つことでしょう。
必ず、愛(神)の世界では愛(一体性)が勝ちます。ですから、いち早く目覚めて、いち早く愛へ向かう、本質に帰ることが、何より私たち人類に求められていることであるでしょう。
そのとき、真の繁栄や持続可能な真の共に成功する世界が待っているのです…。
そのとき初めて人類は、千代に続く愛の楽園の中、暮らし続けることでしょう…。
そして、私の言うことを決して信じる必要はないですし、肯定する必要もないのです。
なぜなら、あなたはたぶん、この話を深くは聞かないかもしれないからです…。
MARTH
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